16日、無許可の鉄製案内板が歩行者を直撃した=SNSキャプチャ(c)news1
16日、無許可の鉄製案内板が歩行者を直撃した=SNSキャプチャ(c)news1

【03月27日 KOREA WAVE】韓国光州市光山区で16日午後5時25分ごろ、許可を得ず設置された鉄製案内板(高さ約2メートル)が歩道上に倒れ、通行人の男性(20代)を直撃した。男性は鎖骨骨折による全治7週間の診断を受けた。

男性が歩道で信号待ちをしていた際、道路脇の公園敷地内に設置されていた教会の案内板が突然折れて倒れたという。

光山区の暫定調査によると、この案内板は2006年ごろに教会が無許可で設置したもので、その後、安全性検査や維持管理は一切実施されていなかった。

通常、私設案内板を設置する際は自治体に「道路占用許可」を申請し、5年ごとの更新と安全性確認を受ける必要がある。しかし、当該案内板は道路ではなく「緩衝緑地区域(完衝緑地)」に設置されており、法的に設置許可の対象外とされている。

光山区の関係者は「現行法上、緩衝緑地には施設物を設置すること自体が許可されていない」と説明した。

これを受けて光山区は、区内全域の私設案内板に対する全数調査を開始した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News