【3月29日 CGTN Japanese】オゾン層の破壊は、人類全体がともに直面している大きな課題の一つです。中国の生態環境部によると、この40年間、世界各国のたゆまぬ努力の下で、オゾン層破壊物質(ODS)の99%が除去され、南極のオゾン層は回復を続け、2060年ごろには1980年以前の水準に回復する見込みで、健康や気候に大きな利益をもたらすとのことです。

 1985年3月22日、世界各国は「オゾン層の保護のためのウィーン条約」の枠組みを確立しました。その後「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」を締結し、世界的なオゾン層の回復活動を開始しました。

 生態環境部大気環境司の関係者の紹介では、中国は「条約」と「議定書」に参加して以来、ODS除去の代替活動を展開するために多くの措置を講じてきました。中国がODSを除去した総量は累計約62万8000トンで、発展途上国の除去量の半分以上を占め、また累計で260億トン以上の二酸化炭素に当たる温室効果ガスの排出を回避し、オゾン層が徐々に回復するために重要な貢献をし、気候変動の緩和にも積極的な役割を果たしてきたということです。

「条約」と「議定書」を履行する初期段階で、中国政府は率先して国家計画をまとめ、化学工業、家電、冷蔵・冷凍、自動車、消防などの業界において、業界全体の32の除去計画と400以上のプロジェクトを実施し、数千社の企業による代替転換を支援しました。また、「中国オゾン層破壊物質代替品推薦リスト」を制定し、冷媒、発泡剤、洗浄剤の3分野で23種類の代替品を推薦し、うち80%の代替品の地球温暖化係数(GWP)は20未満でした。2022年に開催された北京冬季五輪では、初めてクリーンで低炭素の二酸化炭素超臨界直接冷却製氷技術が大規模に使用され、世界初の「カーボンニュートラル」冬季五輪の実現を支援しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News