中国発展ハイレベルフォーラム年次総会参加の外国人代表ら 中国市場を楽観視
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【3月28日 CGTN Japanese】中国発展ハイレベルフォーラム2025年年次総会が23日と24日、北京で開催されました。中国の関係者のほか、外国人代表100人余りが参加し、その多くはフォーチュン・グローバル500にランク入りする多国籍企業の責任者でした。外国人代表らは、中国市場を引き続き開拓し、中国の発展がもたらすチャンスを共有すると表明しました。
コーチ、ケイト・スペード・ニューヨーク、スチュアート・ワイツマンなどのブランドを擁する米タペストリー社のジョアン・クレボイセラ最高経営責任者(CEO)は、「中国政府は消費を活性化するために多くの措置を打ち出しており、中国への投資に対するわれわれの自信を深めるものだ。2022年には3年以内、すなわち2025会計年度までに中国市場で100店舗の新規出店を計画しており、その目標に向かって着実に前進している」と語りました。
クレボイセラ氏はまた、「今回中国に来て故宮、万里の長城を訪れた。故宮から出てきた時、中国の古代衣装を着てコーチのバッグを背負っている若い消費者を見て、私たちは立ち止まり、話をしてとても楽しかった。私たちは消費者、特に若い消費者から多くのことを学んだ。ここは活気に満ちた市場で、私たちも中国を革新的なインスピレーションの源と見なしている」と話しました。
タペストリー社は現在、中国の90都市で400近くの店舗を経営しており、大都市から中小都市まであらゆる都市で投資実績があります。クレボイセラ氏は100店舗の新規出店計画のほか、今後数年でさらに多くの店を出店すると表明しました。
世界最大級のエネルギー企業のサウジアラビアの国営石油企業、サウジアラムコのアミン・ナーセル社長兼最高経営責任者(CEO)はフォーラムで発言し、中国は太陽光発電モジュール、リチウム電池、電気自動車(EV)製造などの分野で極めて優位性があり、新エネルギーや新材料へのニーズも増加しており、より開放的な政策を拡大することで、伝統的なエネルギー企業はより多くの新たな投資のチャンスを見つけることができるだろう」と述べました。
年次総会のグリーン低炭素発展と気候変動への対応に関するシンポジウムに参加した米コロンビア大学のジェフリー・サックス教授は、「グリーン発展の分野で中国には『過剰』な生産能力は存在せず、『素晴らしい』生産能力がある。中国は海外でより多くの電気自動車、より多くの太陽光発電、より多くの高速鉄道、より多くの5Gを販売すべきだ。これらは世界が必要とする技術であるからだ」と語りました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News