【3月27日 AFP】韓国軍合同参謀本部は27日、北朝鮮は今年に入ってウクライナに侵攻するロシアに対し、新たに兵士3000人を派遣したほか、ミサイルや砲弾、弾薬の提供を続けているとの見方を示した。

参謀本部はこの日公表した報告書で、北朝鮮からロシアに対し、「1~2月に兵士3000人が増派されたと推定される」と分析。当初派遣された1万1000人のうち、4000人がすでに死傷したとしている。

報告書は「人員に加え、北朝鮮は引き続きミサイル、砲兵装備、弾薬を提供している」と指摘。「これまでに短距離弾道ミサイル(SRBM)を大量に供給したほか、170mm自走砲と240mm多連装ロケットランチャーを約220門提供したと評価される」とした。

その上で、「供給量は戦況に応じて増加する可能性がある」と警告している。(c)AFP