コベントリーIOC新会長 「北京は私の心の中で特別な場所」
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【3月27日 CGTN Japanese】国際オリンピック委員会(IOC)第144回総会が現地時間20日にギリシャで開催され、ジンバブエ出身のカースティ・コベントリー氏が次期会長に選出されました。コベントリー氏は21日、中国中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)のインタビューを受けました。
コベントリー氏はまず、自身の中国に関する忘れがたい記憶について語りました。2008年の北京オリンピックはコベントリー氏の競技人生におけるハイライトでした。彼女は中国の国家水泳センター「ウォーターキューブ」で行われた水泳競技で金メダル1個、銀メダル3個を獲得しました。コベントリー氏は、「北京は私の心の中で特別な場所だ。2008年に選手として北京オリンピックに参加し、メダルを獲得した。それはとても素晴らしい経験だった。2022年に再び北京を訪れ、北京冬季オリンピックに参加した。かつての水泳競技場はカーリング会場になっており、競技場が改築され再利用されているのを見て、本当に驚いた。これは中国がオリンピック遺産をとても重視していることを十分に表している」と述べました。
コベントリー氏は、「スポーツや施設の長期的な計画を重視する中国には学ぶべき点が多い。IOCと中国はより多くの面で協力し、オリンピック・ムーブメントの発展のために、より多くの五輪遺産を残していくことができる」と表明しました。
また、オリンピック開催に関する費用がますます高騰し、開催都市の経済的負担が重くなる問題ついて、コベントリー氏は「オリンピック最適化ワーキンググループの責任者として、オリンピックシステム全体の見直しに力を入れており、すでに確実に実行可能な改革案を提案した」と答えました。
コベントリー新会長は6月24日に正式に就任します。今後数カ月はバッハ会長が残したオリンピック遺産をどのように活用するかに重点を置くということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News