【3月26日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)のジョセフ・ゼップ・ブラッター前会長(86)と、欧州サッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ前会長(67)の長年にわたる汚職事件の控訴審が25日に行われ、スイスの裁判所は引き続き無罪判決を下した。

ブラッター氏は、2011年にFIFAからプラティニ氏に200万スイスフラン(約3億4000万円)のコンサルティング料を不正に支払ったとされていた。

裁判はバーゼル近郊ムッテンツの非常上告裁判所で行われ、両氏は2022年と同じ無罪の判決が読み上げられるのを静かに聞いた。

検察は2人に対して、禁錮5年の可能性もあった詐欺罪や、背任と背信行為、文書偽造の罪で20か月の執行猶予付きの禁錮刑を求めていたが、すべて棄却された。

連邦最高裁判所への上訴はまだ可能だが、法的根拠は限られている。検察は声明で「今後の対応についてはこれから検討する」と述べた。(c)AFP