【3月26日 AFP】女子テニス、世界ランキング2位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)が、マイアミ・オープンの練習中に見学客から嫌がらせを受けたため、警備が強化されることになった。

報道によると、シフィオンテクは23日の練習中に言葉による嫌がらせを受けた。この人物は以前からシフィオンテクをインターネット上で攻撃していたという。

女子テニスでは2月のドバイ・テニス選手権でも、エマ・ラドゥカヌ(英国)がストーカーに狙われるトラブルが発生していた。

シフィオンテクの広報担当者は、「セキュリティーは最優先事項だ。われわれはこの種の問題を把握するためにネットワークを監視している。建設的な批判もあるが、脅迫、ヘイトスピーチ、練習妨害は別もので、容認できない」とAFPに語った。

「この件は大会主催者および女子テニス協会(WTA)に報告した。WTAは即座に対応し、警備の追加などの対策を新たに講じてくれた。非常に感謝している」

大会広報も「全選手と大会関係者の安全と安心は極めて重要だ」「潜在的な脅威を常に評価し、あらゆる手段で適切に対応できるようにしている。これらの取り組みが効果を発揮するために、セキュリティー運用の詳細は公開しない」と述べた。

WTAはこの件についてコメントせず、問い合わせに対しては大会主催者の回答を参考にするよう求めている。(c)AFP