スーダン軍、ダルフールの市場を攻撃 死者数百人 監視団体
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【3月25日 AFP】スーダンの内戦監視団体は25日、国軍が西部ダルフール地方の市場を空爆し、数百人を殺害したと非難した。
スーダンでは2023年4月からほぼ2年にわたり、国軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」が戦闘を続けている。
両陣営の残虐行為を記録してきた有志の法律家団体「エマージェンシー・ロイヤーズ」は、スーダン軍の戦闘機がダルフール北部のトラ市場を「無差別に空爆し、民間人数百人を殺害、数十人に重傷を負わせた」と発表した。空爆が行われた日時については言及していない。
ダルフールでは通信遮断が発生しているため、AFPでは独自に死傷者数を確認できていない。また、軍はこれまでのところ取材に応じていない。
ダルフールのほぼ全域を支配するRSFは、軍が「虐殺」を行ったと非難した。
この内戦ではすでに数万人が死亡し、1200万人以上が家を追われ、世界最大規模の飢餓と避難民危機が生じている。米国は、RSFがダルフールでジェノサイド(集団殺害)を行ったと非難している。(c)AFP