ロシア交渉官、米ロのウクライナ協議は「有益、継続へ」
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【3月25日 AFP】ウクライナ紛争の停戦をめぐるロシアの交渉担当官は25日、サウジアラビアの首都リヤドで前日臨んだ米国との実務者会合について「有益」だったと評価し、米国との協議をさらに継続し、国連や他の国々の関与につなげたいと述べた。
24日の米ロ実務者会合は12時間に及んだ。ロシアの交渉担当を務めるグリゴリー・カラシン氏は国営タス通信に対し、「あらゆることについて話し合った。激しい対話で、容易ではなかったが、われわれにとっても、米国にとっても非常に有益だった」と述べた。
さらに同氏は「むろん、すべてを解決するにはまだほど遠く、すべての点で合意に達しているわけではないが、この種の議論は非常に時宜を得たものだと思う」「われわれはこれを継続し、国際社会、とりわけ国連(UN)や特定の国々を関与させていきたい」と語った。
一方、ウクライナ側の情報源によると、ウクライナの交渉団は米国代表団と会うためにもう1日、リヤドに滞在している。別の関係者もAFPに対し、ウクライナと米国間で2回目の会合が行われる可能性が高いと述べており、何らかの進展があったと見られている。(c)AFP