不振のローソン、早くもシート喪失危機 角田にレッドブル昇格論
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【3月24日 AFP】第2戦中国GPが終了したフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で、成績不振に陥っているリアム・ローソンが開幕からわずか2戦でレッドブルのシートを失うのではないかという臆測が飛び交っている。
専門サイトのautosport.comは23日の中国GP決勝後、4月4〜6日に行われる日本GPで角田裕毅がジュニアチームのレーシングブルズから昇格を果たす可能性があると報じた。
23歳のローソンは今季RB(現レーシングブルズ)からレッドブルに昇格したが、ここまで行われた三つの予選ですべてQ1敗退となっており、チームメートのマックス・フェルスタッペンが全体2位の36ポイントを稼ぐ中、いまだポイントを獲得できずにいる。
一方の角田は、中国GPこそチームの2ストップ戦略が失敗してポイント圏外に沈んだが、開幕からの2戦でスピードを発揮している。
レッドブルは、コンストラクターズ選手権でも首位マクラーレンにすでに42ポイント差をつけられており、開幕からまだ2戦とはいえ独走を許す余裕はない。
ローソンも自身が危ない状況にあることは自覚している様子で、22日の取材では「残念ながら時間はあまりないが、そういうものだ」と話している。
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、ローソンが苦戦していることを認めた上で「よく見てみる必要がある」と話し、明確な信頼は表していない。
一方、角田に関する質問に対しては、「裕毅は今や経験豊富なドライバーで、素晴らしい仕事をしている」と、より前向きなコメントを残している。(c)AFP/Daniel HICKS