【3月24日 AFP】サッカーイタリア・セリエAのユベントスは23日、チアゴ・モッタ監督を解任し、イゴール・トゥドール氏が後任に就任すると発表した。

チームは今月9日にホームでアタランタに0-4の記録的大敗を喫すると、続くフィオレンティーナ戦も0-3で落として2連敗となり、リーグ5位に沈んでいた。

一連の結果を受け、クラブ上層部は現在の代表期間中にモッタ監督と話し合いを重ね、解任の決定に達した。

モッタ監督は昨季にボローニャを欧州チャンピオンズリーグ出場に導き、今季からユベントスの指揮官に就任していたが、1シーズン持たずにチームを去ることになった。

今季のユベントスはプレーオフでPSVアイントホーフェンに敗れてチャンピオンズリーグ16強入りを逃すと、昨季王者として臨んだイタリア杯も準々決勝で敗退している。

リーグ戦は残り9試合で、4位ボローニャから9位ACミランまでがわずか6ポイント差以内につける中、トゥドール氏はチームを4位に導き、来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得することが任務となる。

トゥドール氏は現役時代にユベントスで公式戦174試合に出場。監督としてはセリエAのエラス・ベローナやラツィオ、フランス・リーグ1のオリンピック・マルセイユなどを率い、20-21シーズンには当時のアンドレア・ピルロ監督の下、ユベントスでアシスタントコーチを務めた。

イタリアメディアの報道によると、契約期間は今季終了までとされている。(c)AFP