全豪覇者キーズ敗れる波乱 フィリピンの19歳が金星 マイアミOP
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【3月24日 AFP】テニス、マイアミ・オープンは23日、女子シングルス3回戦が行われ、全豪オープンを制した大会第5シードのマディソン・キーズ(米国)が4-6、2-6でワイルドカード(主催者推薦)の19歳アレクサンドラ・イアラ(フィリピン)に敗れる波乱があった。
フィリピンの選手がトップ10選手を破るのは、1975年に現行のランキングシステムが導入されてから初めて。
イアラは13歳の頃からスペイン・マヨルカ島にあるラファ・ナダル・アカデミーに拠点を置き、2022年の全米オープンジュニアを制した選手。次戦は準々決勝進出を懸け、第10シードのパウラ・バドサ(スペイン)と対戦する。
試合後のインタビューでは「自分の出身地から道を切り開いた人がいなかったから、小さい頃は大変だった」とした上で、「この勝利がフィリピンのテニスを次のステップに進めることを期待している」と話した。
第2シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)は7-6(7-2)、6-1で第27シードのエリーゼ・メルテンス(ベルギー)を退け、WTA 1000の大会で25大会連続の16強入りを果たした。
第22シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)は第15シードのカロリーナ・ムホバ(チェコ)に6-2、3-6、6-2でフルセット勝ちした。(c)AFP