ガザの死者、5万人超え イスラエルは全域で地上作戦
発信地:エルサレム/中東・アフリカ
[
中東・北アフリカ
]
このニュースをシェア
【3月24日 AFP】パレスチナ自治区ガザの保健当局は23日、2023年10月にハマスとイスラエルの戦闘が始まって以来、ガザで少なくとも5万21人が死亡したと発表した。
一方のイスラエル軍は同日、ガザ全域で地上作戦を進めた。「テロリストのインフラを解体し、(戦闘員を)排除する」ことを目的に、エジプトとの国境近くのラファ市のタルアルスルタン地区を包囲した。
北部ベイトハヌンでの作戦では、「戦闘機が複数のハマスの標的を攻撃した」と発表した。
ハマスはこの日の声明で、南部ハンユニスのマワシ地区の避難キャンプに対するイスラエルの攻撃で、ハマス幹部のサラーフ・バルダウィル氏とその妻が殺害されたと述べた。
イスラエル軍の戦闘機はまた、ハンユニスのナセル病院の救急科を攻撃し、治療を受けていたハマス政治局の幹部イスマイル・バルフーム氏を殺害したと、同軍とハマスが明らかにした。
イスラエルは18日にガザ全域で激しい空爆を再開して以来、ハマス政治局のメンバー4人を殺害した。
ガザ保健当局によると、同日以来、少なくとも637人のパレスチナ人がイスラエルの新たな攻撃で死亡している。
イスラエル軍はレバノンへの空爆も実施しており、23日には同国南部アイタアルシャーブでヒズボラのメンバー1人を「攻撃し、排除した」と述べた。(c)AFP/Cyril Julien with AFP teams in Gaza