デュプランティスが接戦制し金、スター3人が躍動 世界室内陸上
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【3月23日 AFP】世界室内陸上選手権は22日、中国・南京で2日目が行われ、男子棒高跳びのアルマンド・デュプランティス(スウェーデン)が激戦を制してタイトルを獲得。この日はデュプランティスを含め、陸上界を代表するスター3人が活躍を見せた。
デュプランティスはエマヌイル・カラリス(ギリシャ)との壮絶な戦いの末、6メートル15で3度目の世界室内の金メダルを獲得した。
男子3000メートルでも、これまで数々のメダルを獲得しているヤコブ・インゲブリクトセン(ノルウェー)が僅差で勝利した。意外にも世界室内のタイトルはこれが初めて。これにより、1999年にハイレ・ゲブレセラシェ(エチオピア)が達成した世界室内での1500メートルと3000メートルの2冠の可能性をつないだ。1500メートル決勝は23日に予定されている。
3人目のスターはグラント・ホロウェイ(米国)で、60メートルハードルで前人未到の3連覇を達成。16歳のときから11年間にわたって続けている室内レースの連勝記録を驚異の94に伸ばした。
女子60メートルでは、7秒04をマークしたムジンガ・カンブンジ(スイス)が欧州王者のザイナブ・ドッソ(イタリア)を0秒02差で退けて3大会ぶりの優勝。女子3000メートルはフレウェイニ・ハイル(エチオピア)が8分37秒21で制した。
女子三段跳びではレヤニス・ペレスエルナンデスが1回目で14メートル93を跳んで金メダルを獲得し、リヤダグミス・ポベアとのキューバ勢ワンツーフィニッシュを達成。女子棒高跳びはマリジュリ・ボナン(フランス)が優勝した。
女子400メートルでは、アンバー・アニングが50秒60でアレクシス・ホームズ(米国)を0秒03差で退け、英国にこの種目初の金メダルをもたらした。男子400メートルは米国勢が表彰台を独占し、クリストファー・ベーリーが45秒08でブライアン・ファウストとジャコリー・パターソンを抑えて優勝した。(c)AFP/Luke PHILLIPS