【3月22日 AFP】日本と中国、韓国の外相会談が22日に行われ、3か国は協力を推進すると表明するとともに、朝鮮半島の平和が共通の責任であるという点で合意した。韓国の趙兌烈(チョ・テヨル)外相が明らかにした。

異例の3か国外相会談は、昨年5月に開かれた日中韓首脳会談に続くもの。歴史や領土問題で分断されている3か国は、関係を深め、朝鮮半島の非核化を目指すと改めて表明した。

韓国の趙外相は「朝鮮半島の平和と安定の維持が、3か月の共通の利益・責任であることを再確認した」「さらに、ロシアと北朝鮮の違法な軍事協力を直ちに停止しなければならないと強調した」と述べた。

米シンクタンク「ブルッキングス研究所」の外交政策フェローを務めるパトリシア・M・キム氏は、中国は「米国との摩擦が激化する中で、他の大国や中堅国との関係改善に積極的に取り組んでいる」と指摘した。(c)AFP