【3月20日 AFP】戦国時代の日本を舞台にし、織田信長に仕えた黒人の「弥助」を主人公の一人とする、フランスのゲーム大手ユービーアイ(UBI)ソフトの「アサシン クリード」シリーズ最新作「アサシン クリード シャドウズ」について、自民党の加田裕之参議院議員(兵庫県選出)が19日、主人公が実在の神社の内部を破壊できる点を指摘し、現実での模倣行為につながるのではないかと懸念を示した。

同作は20日発売予定で、ユーチューブに投稿された先行プレー動画には、主人公が神職に弓を射たり、太鼓や祭壇を粉砕したりする場面がある。

加田氏は国会で、「ゲームの中で承諾なく使われた場所への攻撃や破壊行為が、現実社会で模倣されるのではと懸念している」と指摘。「文化、風習にはお互いが敬意を持ってやらなければならない」と訴えた。

また、加田氏の地元、兵庫県に実在する神社をユービーアイソフトが無許可で使用している点も批判した。

「アサシン クリード シャドウズ」は、黒人の弥助を主人公の一人としたことで既にネット上などで激しい議論を巻き起こしている。

弥助が侍として描写されている点について、侍と見なされていたことはないと主張し、「歴史的正確性と文化的敬意の欠如」として同作の発売中止を求めるオンライン署名には10万筆以上集まった。

日本のゲーマーの間からは、同作でプレーヤーが神社の内部を破壊できる点にも怒りの声が上がっている。(c)AFP