【3月20日 AFP】米大リーグ(MLB)の2025年シーズン開幕シリーズ第2戦が19日、東京ドームで行われ、ロサンゼルス・ドジャースは6‐3でシカゴ・カブスに勝利して連勝を飾った。

5回に今季第1号本塁打を放ち、再び満員の観客を魅了したドジャースの大谷翔平は、「勝ててうれしいですし、何とか1本出てホッとしている」「きのう本塁打が出ていなかったので、メジャーリーグらしい力強い本塁打が出て、素晴らしい野球だったなと。見ていて素晴らしかったと思います」と試合後に述べた。

一方、今季からドジャースに加入した佐々木朗希は、初の先発登板でMLBデビューを飾ったものの不安定な投球で、猛烈な速球を披露しながらも制球に苦しんだ。

試合後の会見で佐々木は、「スプリングトレーニングからいろいろ練習してきた中で、一番真っすぐが良かった。コントロールで乱れてしまう部分があったけど、それ以上に自分の中でいい感覚があったのがよかった」と振り返っている。

また、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「ショウヘイのすることになにも驚かない」と大谷についてコメント。「今夜ここに来た全員がショウヘイのパフォーマンスを見に来て、彼はいつも通り期待に応えてくれた」と述べた。佐々木については、「緊張していたのは理解できる」「球速は出ていたが、制球や感情、アドレナリンを抑えるのに苦労していた」としつつ、「3回にはいい投球をしてくれた」と述べた。

ドジャースでは、ムーキー・ベッツがウイルス性疾患のような症状に苦しんで17日に帰国し、フレディー・フリーマンも開幕初戦に続いてこの日も欠場となったが、大谷は難なくその穴を埋め、ファンを喜ばせてドジャースに開幕2連勝をもたらした。

「ショウヘイも私たちと同じように片足ずつズボンをはくんだ。ただ、もしスーパーヒーローがいるとしたら、ショウヘイはまさにそのように見えるのだと思う」とロバーツ監督は締めくくった。(c)AFP