【3月19日 AFP】コンサルティング会社のデロイトは18日、女子エリートスポーツの世界全体での総収益が20億ドル(約2987億円)を超える見込みだと発表した。

同社によれば、試合と商業活動、放送を合算した総収益で、2025年は23億5000万ドル(約3510億円)に達するという。2024年の18億8000万ドル(約2800億円)からアップし、また6億9200万ドル(約1030億円)と評価されていた2022年から4年間で240パーセント増加したことになる。

最も収益を上げているのはバスケットボールとサッカーで、サッカーは2027年にブラジルで開催される女子W杯で新市場の開拓を目指す。ラグビーでも、今年イングランドで開催される女子W杯の観戦チケットがすでに過去最高の売上を記録しているという。

デロイトのジェニファー・ハスケル氏は、「女子スポーツと選手の商業的魅力はかつてないほど高まっている」「女子スポーツは期待を上回る成長を続けている」としつつ、今後は大きなイベントを開催するだけでなく、その後に国内リーグやクラブを盛り上げるための施策が必要だと指摘した。(c)AFP