大谷の公式練習をファン数千人が有料観覧 MLB東京シリーズ
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【3月15日 AFP】米大リーグ(MLB)のロサンゼルス・ドジャースが14日、東京での開幕シリーズに向けた公式練習を行い、大谷翔平(30)が登場すると東京ドームに詰め掛けた数千人のファンは拍手と歓声を送った。
この日ファンは1人2000円の入場料を支払い、母国凱旋(がいせん)となった大谷が、チームメートとともに次週行われるシカゴ・カブスとの開幕戦2試合に向けて、約10分間の短い練習に臨むのを見守った。
2023年末にドジャースに加入してから初めて日本でプレーする大谷は、今回のシリーズではチームメートの山本由伸と佐々木朗希、そしてカブスの鈴木誠也と今永昇太ら日本人選手の活躍が期待できるとし、「多くの日本人の活躍を多くの日本人の方に見ていただけたらうれしい」と会見で語った。
さらに、「日本人の選手たち以外にも、それぞれの個性を持った、素晴らしい、世界を代表するような選手たちがプレーすると思うので、メジャーリーグの醍醐味(だいごみ)というか、パワーであったりスピードであったり、そういうところを純粋に楽しんでいただけたらうれしい」と続けた。
また、アジアの国についても言及し、「今回日本で開催ですけども、その他の国の人たちにも楽しんでいただけたらうれしいなと思いますし、僕自身も東京ドームのプロ野球の試合の観戦が一番最初の野球観戦なので、そこで今回このような形でプレーできるというのをうれしく思っています」と語った。
一方、ドジャースを率いるデーブ・ロバーツ監督は、選手たちが日本での文化的な体験を楽しみにしていると明かし、「選手たちはショウヘイやヤマモト、そしてロウキが歓迎される様子を見るのを楽しみにしている。大半の選手が日本に来たことがないので、とにかくいろいろな食べ物を試したり、できる限り東京を観光したりすることにわくわくしている」と述べた。
ドジャースは18日と19日のカブス戦に先立ち、今週末には読売ジャイアンツと阪神タイガースとのプレシーズンゲームに臨む。(c)AFP/Andrew MCKIRDY