デットーリ騎手、脱税問題で破産申請
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【3月14日 AFP】競馬で通算3300勝以上を誇るフランキー・デットーリ騎手(54)は13日、長年にわたる脱税問題で英歳入関税庁(HMRC)と合意に至らなかったとして、破産を申請することを明らかにした。また、この結果に「恥ずかしさ」を感じていると語った。
この数十年にわたって英国や欧州競馬の中心人物として活躍し、世界的名手の一人であるデットーリ騎手は、これまでに競馬だけで1500万ポンドから2000万ポンド(約28億9000万円~約38億3000万円)を稼いだと推定されている。
本人とその家族の財務管理をある顧問アドバイザーに任せていた中で脱税が指摘され、昨年11月22日に英高等法院へ請願していた匿名維持が却下されたことにより、同12月に問題が公になっていた。脱税額については明らかにされていない。
デットーリ騎手は重大な過ちを犯したことを認め、この日複数の英メディアに対して、「この6か月間にわたって顧問チームがHMRCと協力し、財政状況の解決策を見いだそうとしてきた。残念ながら、私は破産を申請することになる」と明かした。
さらに、「この結果に悲しみと恥ずかしさを感じており、他の人々には財務問題にもっと強い手綱を取るよう助言する。破産は重大な決断であり、その結果は自分に何年も影響を与えるだろう」とする一方で、「この長期的な問題に終止符を打ち、国際的な騎乗キャリアに集中できることに安堵(あんど)している」と述べた。
イタリア出身のデットーリ騎手は、G1レースで通算278勝を記録。2023年に英競馬から退いたものの、引退を撤回して現在は米カリフォルニア州を拠点に競技を続行している。1996年9月には英アスコット競馬場で一日に7戦全勝を挙げ、ある独立系ブックメーカーに100万ポンド(約19億円)の損失を与えた。(c)AFP