【3月13日 AFP】ウクライナ軍が11日、ロシアの首都モスクワ郊外に対して無人機攻撃を行った。同日、ウクライナはサウジアラビアで開かれた米国との高官協議で、米国が提示した30日間の停戦案を受け入れると表明。このニュースを受け、翌12日にAFPが取材したモスクワでは、ロシアが停戦に同意すべきかどうかについて市民の意見が分かれた。

ウクライナ軍の標的となったブヌコボ北郊に住む建設作業員のドミトリーさん(47)は、「昨日は妻も私も、突然の大きな爆発音で目が覚めた」とAFPに語った。

「もちろん、停戦には大いに期待している。ロケット弾や無人機が飛び交い、大勢が死ぬような悲惨な状態は、もう終わりにしてほしい」と続けた。

■「また戦争になる」

ロシアはこの3年間、西側諸国と対立を続けてきた。その中で、ウラジーミル・プーチン大統領を強く支持する人々は、停戦案に警戒感を示している。

「私は反対だ」と語るのは、ロシアの刑務所当局に勤めるアンナ・コズロワさん(45)。

「30日間停戦したからといって平和が訪れるとは思わない。一時的な停戦は、ウクライナ軍に立て直しの猶予を与えるだけだ」と主張し、「どうせまた戦争になるだろう」と話した。

ドナルド・トランプ米大統領とプーチン氏との電話協議は友好的なものだったとされる。その一方、トランプ氏はウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領とホワイトハウスで激しく対立した。これによりプーチン氏の支持者は溜飲を下げ、ロシア側の主張に沿った取引が成立することへの期待を強めた。

しかし、サウジアラビア・ジッダで行われたウクライナとの協議の結果、トランプ政権は対ウクライナ支援の一時停止を解除した。