ロシア、自国の工作員を爆破 SNSで雇った10代2人 ウクライナ主張
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【3月13日 AFP】ウクライナ保安局(SBU)は12日、ロシアがウクライナの鉄道駅近くに爆弾を仕掛けるために募集した10代の少年2人を爆破したと非難した。
ウクライナとロシアは、相手方が現地人を雇って主に鉄道インフラを狙った破壊工作を行わせていると非難の応酬を繰り広げている。こうした現地協力者は、ソーシャルメディアで高額な報酬を提示したり、手なずけたりして募集しているとされる。
SBUがテレグラムで出した声明によると、西部イバノフランコフスク中心部で11日に爆発が起き、17歳の少年がその場で死亡、15歳の少年は重傷を負った。
SBUは「ロシアの治安当局が自国の工作員2人を爆破した」と説明。2人が所持していた即席爆発装置(IED)を遠隔操作で起爆したとしている。
2人はテレグラムを通じてロシアの募集に応じた地元の学生で、「楽をして大金を稼ごうとしていた」。
2人はロシア人の管理官が借りたアパートで、爆弾製造を学んだ後、魔法瓶に偽装したIEDを二つ作った。殺傷力を高めるためにナットなどの金属片を詰めたとされる。
2人が荷物にIEDの一つを入れて歩いていた時、GPSで位置を追跡していたロシア治安当局が遠隔操作で起爆。破片で近くにいた人2人も負傷した。
検察は、アパートに残されていたもう一つの起爆装置も数分後に遠隔操作で起爆されたと述べ、現場で消火活動に当たる消防隊の画像を投稿した。
2人はIEDを同市の鉄道駅近くに設置する計画を立てていたとされる。
検察は「犯罪の全容は現在解明中だ」と述べた。
ポーランドとの国境に近いイバノフランコフスク州では、ロシアの爆弾攻撃によって重要インフラが被害を受けている。
SBUによると、15歳の生存者は容疑者として扱われ、「テロ行為」ほう助と違法な爆発物製造の罪で起訴される可能性がある。有罪となれば終身刑が科されることもあり得る。(c)AFP