【3月12日 AFP】ロシア軍は11日、ウクライナに越境攻撃を受ける西部クルスク州で12集落を奪還したと発表した。

ウクライナは昨年8月、同州に越境攻撃を開始。将来の和平交渉材料にできることを期待して今も一部を占領しているが、ロシアがこのところ急速な反転攻勢を開始し、領土を奪還し続けている。

ロシア国防省は声明で、「北部方面隊が反転攻勢中、12集落およびクルスク州の領土100平方キロ以上を解放した」と発表した。

ロシア軍が奪還した集落は、ウクライナ軍が占領する主要都市スジャの南北と東に位置する。

ロシアのクルスク州での進撃は、米国がウクライナに停戦交渉を促すために機密情報の共有と衛星データへのアクセスを一時停止した時期に行われた。

ウクライナは10日、クルスク州の部隊を増強していると発表し、同国軍の部隊がロシア軍に包囲される恐れはないと主張した。

ロシアの軍事ブロガーは、同国軍はスジャ近郊で地下トンネルと天然ガス用を含むパイプラインを経由してウクライナ軍を奇襲したとの見方を示している。

ロシア国営テレビは、ガスマスクを着けて酸素ボンベを背負った兵士が地下トンネルの小さな穴からパイプラインに入り込む映像を放映。別の兵士はパイプラインからの奇襲について、「敵に見られない」ので効果的だったと語っている。(c)AFP