【3月10日 AFP】サッカー韓国代表を率いる洪明甫(ホン・ミョンボ)監督が10日、チームの主将を務める孫興民(ソン・フンミン)について、トッテナム・ホットスパーでの苦境を忘れ、代表が来年のW杯北中米大会の出場権を獲得することに集中してほしいと話した。

孫は9日に行われたイングランド・プレミアリーグのボーンマス戦で、ハーフタイム明けから出場し、終盤にPKを決めて2-2の引き分けと勝ち点1をもたらした。しかし、32歳となる今シーズンは出場時間が減少し、チームが低迷する中でリーグ戦7ゴールにとどまっている。

韓国は今月の最終予選で、20日にオマーン、25日にヨルダンをホームに迎え、ともに勝利すれば11大会連続のW杯出場を果たすことができる。

この日、両試合に臨む招集メンバーを発表し、孫も選出した洪監督は、代表チームは「完全に異なる環境」であると述べ、「もちろん、孫興民がクラブで好調で、その調子を代表チームに持ち込んでくれるならうれしい」「今後も引き続きうまくやってくれると信じている」と付け加えた。

今季の孫はけがに悩まされており、年明けから90分フル出場は5試合しかない。

監督は、オマーン戦とヨルダン戦で孫の先発が確約されているわけではないとしつつ、「これまでの彼の実績を忘れてはならない。合流してきたら、役割について話し合い、一緒に最善のアプローチを見つけていくつもりだ」と話した。(c)AFP