カスティールスがベルギー代表引退 クルトワ復帰受け
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【3月10日 AFP】サッカーベルギー代表GKのコーエン・カスティールスは9日、スペイン1部リーグのレアル・マドリードに所属するGKティボー・クルトワの復帰が予測される中、代表引退を表明した。
クルトワはドメニコ・テデスコ前監督と意見の相違で代表招集を拒否し、その後はカスティールスが守護神を務めていた。しかしながら、ルディ・ガルシア新監督の就任後、クルトワ自身が代表への復帰を望むと述べていた。
ガルシア新監督は就任時、「マッツ・セルスやコーエン・カステールスといった優れたGKがいるが、私はティボーを世界最高のGKと考えているので、彼に期待している」と語っていた。
その中でカスティールスはこの日、ポッドキャスト番組で「もう代表チームには参加しない」と明かした。
カスティールスは「ティボー・クルトワが自分で復帰を決められるのは少し奇妙だと思う。そして、(ベルギーサッカー)協会がこのように態度を変えて、彼にレッドカーペットを敷くのは非常に奇妙だと思う」とし、「私と同じように考えている選手はたくさんいる」と続けた。
クルトワは、2023年6月の代表戦で主将に指名されなかったことに不満を持ち、チームから離れる決断を下していた。
ベルギーの国内メディアによると、すべての選手がクルトワの代表復帰に賛成しているわけではないという。
ガルシア新監督は、ウクライナとのUEFAネーションズリーグ・プレーオフを控えて14日に初のメンバー発表を行う予定だが、その船出は込み入ったものになる可能性もある。(c)AFP