アーセナルがマンUと痛い引き分け 優勝争いで後退
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【3月10日 AFP】24-25イングランド・プレミアリーグは9日、第28節の試合が行われ、アーセナルはマンチェスター・ユナイテッドと1-1で引き分け、薄れゆく優勝の望みに新たな打撃を受けた。一方でチェルシーは1-0でレスター・シティに勝利し、欧州チャンピオンズリーグ出場権獲得の可能性を高めた。
前日に首位リバプールがサウサンプトンに3-1で勝利して勝ち点差を16に広げたため、敵地オールド・トラフォードに乗り込んだアーセナルにミスをする余地はなかった。
しかし、ユナテイッドは前半のアディショナルタイムに主将ブルーノ・ミゲル・フェルナンデスが見事なFKを蹴り込んで先制に成功した。
それでもアーセナルは、74分にデクラン・ライスがエリア内で正確なフィニッシュからゴールを決めて同点に追いついたが、決勝点を奪うことはできなかった。
消化試合数が一つ少ないながらもリバプールとのポイント差は15となり、ここ2シーズンは2位に終わっているアーセナルは、再びタイトルを逃すことが確実視されている。
一方、問題を抱えているユナイテッドは公式戦直近6試合で1勝にとどまっており、リーグ14位に沈んでいる。試合前には、数千人のサポーターが共同オーナーのグレイザー家とジム・ラトクリフ氏に対する抗議活動を行っていた。
チェルシーは、マルク・ククレジャの強烈なミドルシュートで決勝点を奪った。この勝利でチームは4位に浮上し、5位マンチェスター・シティに2ポイント差をつけている。
一方でトッテナム・ホットスパーは、2点差を追いついてボーンマスとの一戦を2-2の引き分けに持ち込み、またもアンジェ・ポステコグルー監督を敗北から救った。
ハーフタイム前に先制点を許し、65分にも失点を喫したが、その2分後にパプ・マタル・サールが1点を返すと、84分に孫興民が自ら獲得したPKを蹴り込んで同点に追いついた。公式戦ここ3試合で勝利のないスパーズは、13位となっている。(c)AFP/Steven GRIFFITHS