【3月10日 AFP】24-25スペイン1部リーグは9日、第27節の試合が行われ、レアル・マドリードはキリアン・エムバペとビニシウス・ジュニオールが得点を挙げて2-1でラージョ・バジェカノを下し、首位FCバルセロナと暫定ながら勝ち点で並んだ。レアルはこれで、同日にヘタフェに1-2で敗れたアトレティコ・マドリードを1ポイント上回って2位に浮上した。一方でバルセロナは、クラブドクターが亡くなったことを受け、8日に予定されていたオサスナ戦が延期となっている。

カルロ・アンチェロッティ監督率いるレアルは、派手さはないものの堅実なパフォーマンスを見せ、地元のライバルに勝利。12日に控えるアトレティコとの欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦に向けて弾みをつけた。

指揮官は「ビニシウスとエムバペが二つの素晴らしいゴールを決め、3点目のチャンスもあった」「前半は非常に良かった。70分、75分で2-1とリードしているときには、守りを固めることが重要だ。そうすれば問題は起きない」と振り返った。

出場停止明けのジュード・ベリンガムが先発に戻った一方、ティボー・クルトワとアントニオ・リュディガーはそれぞれ膝の問題と体調不良のためメンバー外となったが、両選手はアトレティコ戦では復帰すると見られている。

一方、勝利すれば首位に浮上することができたアトレティコは、75分にアレクサンダー・ソーロートのPKで先制に成功したが、アンヘル・コレアが退場となった終盤に無防備な状況となり、マウロ・アランバリに2ゴールを許した。この結果アトレティコは、上位2チームと勝ち点1差の3位となった。

4位アスレティック・ビルバオは1-1でマジョルカと引き分け、アトレティコとのポイント差を7としている。(c)AFP