【3月8日 AFP】スポーツ仲裁裁判所(CAS)は7日、アフリカサッカー連盟(CAF)に対し、元カメルーン代表のスター選手サミュエル・エトー氏(43)がCAFの執行委員会に立候補することを認めるよう命じた。

現役時代にアフリカの年間最優秀選手(MVP)に選出された経歴を持ち、2021年からカメルーンサッカー連盟(FECAFOOT)の会長を務めるエトー氏に関し、CAFは次週開かれる総会の選挙に出馬することを拒否していた。

スペイン1部リーグ、FCバルセロナの元ストライカーであるエトー氏は、カメルーンのスポーツ省とも対立しており、立候補への判断をCASに委ねていた。

CASは裁定で、「CAFの執行委員会は、2025年3月12日に行われる連盟の臨時総会で、サミュエル・エトー氏を執行委員会選挙の候補者リストに含めることを命じる」と述べた。

カメルーンの情報筋によると、エトー氏はCAF副会長の地位を目指しているという。(c)AFP