【3月7日 AFP】アフリカ中部カメルーンの北部の村で、住民たちが2人の研究者とそのガイドをイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」の戦闘員だと思い込み、殴り、縛り上げ、焼き殺した。当局が発表した。

カメルーンの極北地域は2009年以来、ボコ・ハラムとイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」系の「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」の攻撃に悩まされている。

全国研究者連合(SYNAC)によると、事件は極北県マヨツァナガ県にあるスレデルア村で2日に発生。

声明によると、殺害された研究者のチームは構造地質学のデータを収集するための現地調査を行っていた。

国営CRTVラジオは「この3人の被害者の身元は犯罪後に判明した」と報じ、この地域の住民は頻繁にボコ・ハラムの暴力の犠牲になっていると付け加えた。

SYNACは犯人を法の裁きにかけるための調査を求めた。

地元当局者はCRTVに対し、市場で買い物をしていた研究者ら6人が村人の好奇心をかき立て、村民たちは彼らがどこから来たのかを知りたがったと語った。

6人は逃げ出したが、3人が捕まり、「殴られ、縛られ、焼かれた」と当局者は述べた。(c)AFP