【3月7日 AFP】男子ゴルフのブライソン・デシャンボー(米国)は5日、サウジアラビアが支援するLIVゴルフリーグに不満を抱いて米ツアーに復帰する道を模索しているとの臆測を否定した。

全米オープン選手権の現王者でメジャー通算2勝を誇るデシャンボーは、LIVとの契約更新に向けた2億8000万ドル(約415億円)の提示を拒否したことで、同リーグを離れるとのうわさがここ数日間にわたりオンライン上で広まっていた。

LIVゴルフの今季第3戦香港大会を控えているデシャンボーは、AFPにうわさの真相を聞かれると、「いや、LIVゴルフの未来にとてもわくわくしている」と回答し、「クラッシャーズ(LIVの団体戦チーム)の主将であること、そして自分たちが創り出しているレガシーを継続していくことにとても興奮している」とも語った。

2026年までLIVと契約を結んでいるデシャンボーは、ソーシャルメディアやユーチューブで大勢のフォロワーを保持している。

また、アニルバン・ラヒリ(インド)とポール・ケーシー(イングランド)、そしてチャールズ・ハウエル3世(米国)が所属しているクラッシャーズの主将として、チームの株式25%を保有している。

デシャンボーは最近、クラッシャーズが着用するキットとして米スポーツ用品大手リーボック社と大型契約を結んでいるほか、LIVで稼いだ多額の資金を使ってチームのブランド名がついたコースやゴルフアカデミーを世界中に広げる夢も持っており、「目標は、この永続的な遺産を創り出して世界中にいる何百万人ものゴルファーの人生に影響を与えることだ」「それが知るべき全てのことを物語っているはずだ」と語った。(c)AFP