【3月2日 AFP】男子ゴルフ、豪州ツアーとアジアンツアー共催のニュージーランド・オープンは2日、ニュージーランド・クイーンズタウンのミルブルック・ゴルフリゾート(パー71)で最終日が行われ、ライアン・ピーク(オーストラリア)が通算23アンダーで優勝を飾り、今年の全英オープン出場権を獲得した。

1打差の2位タイには、比嘉一貴、ジャック・トンプソン(オーストラリア)、イアン・スナイマン(南アフリカ)が続いた。

ピークは元バイクギャングの一員で、約10年前の21歳の時に重傷害罪で有罪となり、5年間刑務所に服役していた。前科のためオーストラリア国外の大会参加には特別な許可が必要となっており、全英オープン出場のためにも渡航許可が必要となる。今大会も、入管当局の対応によりニュージーランドへの入国が遅れ、一時は欠場の可能性もあった。

優勝を決めた18番のグリーン上で友人たちからシャンパンを浴びせられたピークは、ゴルフに集中することで「人生が変わった」と明かし、涙をこらえた。(c)AFP