【3月2日 AFP】テニス、ドバイ・テニス選手権は1日、男子シングルス決勝が行われ、大会第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が6-3、6-3でフェリックス・オジェ・アリアシム(カナダ)を下し、約1年ぶりのツアー優勝を果たした。

チチパスはこれがATP 500での初タイトルとなった。これまでシーズン最終戦のATPファイナルズやATP 1000での優勝はあったが、ATP 500の大会では決勝で11戦全敗だった。

ドバイ選手権でも2019年から2年連続で決勝に進出しながら、いずれもロジャー・フェデラー(スイス)とノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れていた中、「三度目の挑戦でトロフィーを掲げることができ、非常にホッとしている」と喜び、「頭の片隅で引っかかっていたから、達成できたことをうれしく思う」と話した。

これで11位まで落ちていた世界ランキングも、3日の更新で9位まで上昇することが決まった。

試合はチチパスがベースラインから圧倒し、一度もサービスゲームを落とすことなく快勝を収めた。第1セットは第7、9ゲームでブレークを奪うと、第2セットは第8ゲームでオジェ・アリアシムのサービスゲームを破った。

ノーシードのオジェ・アリアシムは1月のアデレード国際と2月のオクシタニー・オープンを制すなど開幕から好調だったが、今回は及ばなかった。(c)AFP