【2月19日 AFP】オーストラリア南東部のタスマニア島で、砂浜に打ち上げられたイルカの群れが発見された。18日、当局が発表した。打ち上げられたのは150頭以上で、そのうち数十頭はすでに死んでいるという。

大型のイルカの一種であるオキゴンドウとみられ、発見されるまでの48時間以内に打ち上げられたと考えられている。18日朝の時点で、90頭が生存していることが確認された。

オキゴンドウは体重が1トン以上になることもあり、海に返す試みは失敗。90頭は安楽死させられるという。

オキゴンドウの群れがオーストラリアのビーチに打ち上げられることは珍しくないが、タスマニア島西部のこの地域で発生するのは約50年ぶりだという。

オーストラリア博物館によると、この種のイルカは大規模な群れで打ち上げられることがあり、「数百頭が全滅することもある」という。

オーストラリア政府は、オキゴンドウの保護状況を「近危急種」としている。(c)AFP