UAEで国際防衛見本市開幕、イスラエル企業も出展
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【2月18日 AFP】アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビで17日、国際防衛産業展示会(IDEX)および海軍防衛・海洋安全保障展示会(NAVDEX)が開幕した。15か月にわたるガザ紛争が一時停戦中の中、イスラエルのパビリオンに注目が集まっている。
スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)によると、今回の見本市で存在感を示しているイスラエルの3大兵器メーカーは、2023年に過去最高となる136億ドル(約2兆1000億円)の売上を記録。パレスチナ自治区ガザ地区への攻撃に伴う軍需需要の増加が影響したとされる。
そのうちの一社である国営イスラエル航空宇宙工業(IAI)のボアズ・レビー社長兼最高経営責任者(CEO)は、「この場に参加できて非常にうれしい」と述べた上で、「もちろん、当社の製品の一部は(ガザで)使用されているが、我々はエンドユーザーが現場で必要とする技術を提供している」と語った。
昨年、ガザで民間人の犠牲が拡大する中、フランス政府は海洋防衛見本市「ユーロナバル」へのイスラエル企業の出展を禁止した。しかし、この決定は後にパリの裁判所によって覆された。(c)AFP