【2月18日 AFP】レバノンの当局者によると、イスラエル軍が17日、国境沿いの一部の集落から撤退を開始した。イスラエルと、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの停戦合意に基づく当初の撤退期限は1月だったが、イスラエル軍はこれを守れず、期限は今月18日に延長されていた。

匿名を条件に取材に応じたレバノンの治安当局者は、「レバノン軍が前進する中、イスラエル軍はマイスジャバルやブリダを含む国境の集落から撤退を始めている」とAFPに語った。

ただ、これに先立ちイスラエル軍報道官は「レバノン国境の要衝5か所で、少数の部隊が一時的に駐留を続ける」と述べた。

イスラエル軍の撤退開始前、レバノンのジョセフ・アウン大統領は「完全な撤退があす達成されないのではないかと懸念している」と表明。各国に対し、イスラエルに期限を守るよう圧力をかけるよう求めていた。(c)AFP/Aya Iskandarani