中国福建省で世界最古の鳥類化石の一つ「政和八閩鳥」発見
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【2月19日 Xinhua News】中国の科学研究チームがこのほど、福建省にある後期ジュラ紀の化石群「政和動物群」で1億5千万年前の鳥類化石「政和八閩鳥」(Baminornis zhenghensis)を発見した。世界最古の鳥類の一つで、現時点で確認できる唯一のジュラ紀の鳥類となる。
体形は現在のオウムに近く、体重は100グラム余り。湖畔の沼地のような環境に生息していたと推測される。
政和八閩鳥の研究により、現代の鳥類の体の構造が既にジュラ紀に出現していたことが明らかになった。尾端骨に代表される鳥類の重要な特徴の出現時期は2千万年近く早まり、鳥類の進化の歴史を塗り替えた。
研究は中国科学院古脊椎動物・古人類研究所と福建省地質調査研究院の研究チームが共同で実施。研究論文は13日、国際学術誌ネイチャーに発表された。(c)Xinhua News/AFPBB News