【2月15日 AFP】テニス、カタール・オープンは14日、女子シングルス準決勝が行われ、大会4連覇を目指していた第2シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)は3-6、1-6でエレナ・オスタペンコ(ラトビア)に完敗し、ベスト4止まりとなった。

シフィオンテクは3連覇中で今大会を迎えていたが、これで同大会での連勝も15で途絶えた。ツアー大会で4連覇を果たしていれば2011年以来にして史上2人目の快挙だったが、オスタペンコに阻まれ、同選手との直接対決でもこれで5戦全敗となった。

2017年の全仏オープン女王で世界ランキング37位のオスタペンコは、24本のウイナーを記録した一方でアンフォーストエラーは15本に抑え、わずか約1時間10分で同2位のシフィオンテクを一蹴した。シフィオンテクから5勝を記録したのは、オスタペンコが初めてとなった。

オスタペンコは、WTA 1000ではこれでキャリア3度目の決勝進出となる。これまで2016年のカタール・オープンと2018年のマイアミ・オープンの2度にわたってファイナリストとなっているが、いずれも敗れており、初のタイトル獲得を目指している。

オスタペンコは試合後、「このコートには特別なエネルギーがあり、いつも助けてくれる感じがする」「きょうコートに立ったとき、彼女(シフィオンテク)を倒せる自信があった。これまで何度も対戦してきたので、どうプレーすればいいのか分かっていた。とにかく自分に集中していて、何をすべきか分かっていた。今週は感情をうまくコントロールできているし、決勝に進出できて本当にうれしい」と喜んだ。

15日の決勝は、23歳のアマンダ・アニシモバ(米国)とのノーシード対決となった。アニシモバはエカテリーナ・アレクサンドロワを6-3、6-3で退け、自身2度目のWTA 1000決勝進出を決めた。

一方、アレクサンドロワは優勝した今月のオーストリア・レディース・リンツから続いていたマッチ連勝が8で途絶えた。今大会ではアリーナ・サバレンカとジェシカ・ペグラ(米国)の世界トップ5選手2人を破り、準決勝まで勝ち上がっていた。(c)AFP