【2月13日 AFP】イスラエルのイスラエル・カッツ国防相は12日、イスラム組織ハマスが15日までにパレスチナ自治区ガザ地区で拘束している人質全員を解放しない場合、イスラエルは戦争を再開し、ドナルド・トランプ米大統領による米国がガザを引き継ぐ構想が実現するだろうと警告した。

カッツ氏は「新たなガザ戦争の激しさは、停戦前のものとは別物になる。ハマスを打倒し、人質全員を解放しない限り終結しない」と主張。

米国がガザを引き継ぎ、住民をエジプトとヨルダンに強制移住させるというトランプ氏の計画に言及し、「これにより、トランプ米大統領のガザに関する構想も実現可能になる」と続けた。

ハマスは12日、イスラエルと米国の脅しには屈しないと表明。先月実現したハマスとイスラエルの脆弱(ぜいじゃく)な停戦合意に緊張が見えた。

消息筋はAFPに対し同日、カタールとエジプトの調停者らが停戦合意の救済に動いていると述べた。ハマスは、同組織の首席交渉官がエジプトの首都カイロにいると発表している。(c)AFP