【1月9日 CGTN Japanese】中国最大の干潟太陽光発電エネルギー貯蔵ステーションである華電莱州大型塩アルカリ干潟太陽光発電エネルギー貯蔵一体化プロジェクトが7日、渤海湾で稼働しました。

 同プロジェクトは、設備容量が1000メガワットで、200メガワット/400メガワット時電気化学エネルギー貯蔵プロジェクトを付帯します。「太陽光発電+塩業生産」を一体化し、複合産業モデルを実現しました。全体の敷地面積は1200ヘクタールで、計200万枚弱の太陽光発電パネルが敷設されています。すべて稼働すれば、クリーン電力を絶えず提供できるだけでなく、太陽光発電パネルの下に塩水を注ぎ、地元の塩生産による収入増にもつながります。

 同プロジェクトは、年間14億4200万キロワット時の発電が可能で、約50万世帯の1年間の電力使用量を満たすことができます。標準石炭換算で年間44万4000トンを節約します。

 干潟太陽光発電エネルギー貯蔵ステーションとは通常、日照条件が優れた海洋・河川などに沿った砂質・泥質などの複雑な地帯に建設される太陽光発電エネルギー貯蔵プロジェクトを指します。華電莱州大型塩アルカリ干潟太陽光発電エネルギー貯蔵一体化プロジェクトを例に取りますと、この場所の年平均日照時間は2600時間以上に達し、1日当たりでは7時間以上で、豊富な太陽エネルギー資源を電気エネルギーに転換することができます。また、太陽光発電には間欠性と不安定性があるため、エネルギー貯蔵システムを付帯することで、余分な太陽エネルギーを電池内に貯蔵し、光不足時や夜間の電力需要ピーク時に放出することができます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News