トヨタが15年ぶりF1復帰へ ハースと提携
発信地:東京
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【10月11日 AFP】トヨタ(Toyota)は11日、15年ぶりのフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)復帰に向けて、米国に拠点を置くハース(Haas F1 Team)と協力関係を結んだと発表した。
トヨタは2009年まで8シーズンにわたってF1に参戦し、表彰台入り13回を記録した一方で未勝利に終わった。
現在コンストラクターズ選手権で7位につけるハースは、トヨタが「設計、技術、そして製造サービス」を提供すると述べた。また、米テキサス州オースティン(Austin)で開催される今季第19戦米国GP(United States Grand Prix 2024)では、マシンにトヨタのブランドロゴが掲示されるとも明かした。
トヨタ自動車(Toyota Motor)の豊田章男(Akio Toyoda)会長は、「やっと、普通の車好きのおじさんに戻れた」とし、「普通の車好きおじさんの豊田章男は、F1撤退で日本の若者が一番速い車に乗る道筋を閉ざしてしまっていたことを心のどこかでずっと悔やんでいたのだと思います」とコメント。その一方で、2009年にF1から撤退したことは「間違っていなかった」と信じているとも付け加えた。
ハースの小松礼雄(Ayao Komatsu)代表は、トヨタとの提携に「とても興奮している」とし、「自動車業界の世界的リーダーがチームをサポートし、協力しながら、自社の技術とエンジニアリングの専門知識の開発と加速を目指すことは、双方にとって明らかなメリットのあるパートナーシップです」と述べた。(c)AFP