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【03月27日 KOREA WAVE】韓国で昨年、クレジットカードの現金サービス利用件数がグローバル金融危機以後15年で初めて増加したことがわかった。

韓国銀行の経済統計システム(ECOS)によると、昨年の個人クレジットカードの現金サービス利用件数は6102万2000件で、前年(5858万8000件)比4.2%増加した。

年間カード現金サービスの利用件数が前年比増加したのは、金融危機が勃発した2008年(7.5%)以来。

昨年以前までカード現金サービスの利用件数は毎年着実に減少してきた。特に新型コロナウイルス感染拡散で低金利時代が開かれた2020年(-20.2%)急減し、急激な基準金利引き上げがなされた2022年(-1.0%)には減少幅が大きく縮小された。

昨年、現金サービス利用件数が15年ぶりに増加したのは貸出規制強化によって貯蓄銀行などの貸出敷居が高くなり庶民資金需要が集中した結果と解釈される。

金利引き上げにより貸出償還負担が高くなると、銀行貸出より金利が高い現金サービスでも活用しなければならない場合が増えたとも分析される。

カード現金サービスは金利が法定金利の上限水準に達するが、別途の審査なしに限度内でお金を借りることができ、庶民の代表的な金融窓口に挙げられる。貸出期限は1~2カ月だ。

高金利の影響でカード分割払い利用の増加傾向は1年間で急速に鈍化した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News