【3月10日 AFP】ラグビーシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2024)は9日、第4節の試合が行われ、アイルランドは22‐23でイングランドに敗れ、2年連続のグランドスラム(全勝優勝)を逃した。

 この黒星でアイルランドは、1997と1998年のファイブネーションズ時代のフランス以来、シックスネーションズでは史上初となる全勝優勝での連覇がついえた。しかしながら、16日にホームで行われるスコットランド戦に勝利すれば、2年連続優勝が決まる。

 後半序盤にジェームズ・ロウ(James Lowe)のトライで17‐8とリードを広げたアイルランドだったが、ジョージ・ファーバンク(George Fur­bank)にトライを許した後、主将のピーター・オマホニー(Peter O'Mahony)がシンビンとなり14人になると、ベン・アール(Ben Earl)に逆転トライを許した。

 アイルランドはロウのこの試合2本目のトライで再逆転して22‐20としたものの、80分を数分経過する中でイングランドは、途中出場のマーカス・スミス(Marcus Smith)がドロップゴールを蹴り込んで劇的な勝利を挙げた。

 アイルランドの敗戦は、W杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)準々決勝のニュージーランド戦以来で、2022年7月以降ではわずか2度目となっている。(c)AFP/Julian Guyer