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【01月11日 KOREA WAVE】韓国で10~20代の10人のうち5人は生成型人工知能(AI)サービスを使ったことがわかった。ただ、信頼度は高くなかった。

メゾメディアがこのほど発表した報告書によると、昨年7月中旬に満15~59歳の消費者1000人をアンケート調査した結果、10代・20代の回答者の中で生成AIを使用した割合はそれぞれ49%と46%だった。

次は40代(42%)・30代(37%)・50代(36%)の順だ。世代全体で見れば、回答者10人のうち4人は生成AIを活用した経験がある。ほとんどAIチャットボットのように対話ができ、小説・詩を書くテキスト生成AIを使用した。

全世代にわたって最も人気のある生成AIチャットボットはオープンAI「チャットGPT」(37%)だった。これに▽グーグル「bard」(11%)▽マイクロソフト(MS)「bing」(10%)▽韓国AIスタートアップリートン(wrtn)(2.9%)▽在来AIスタートアップステージ「アスックアップ(Askup)」(2.7%)――の順だった。

AIチャットボットを使う目的としては、好奇心で使用(35%)が最も高く、早い回答確保(24%)が後に続いた。特に10代の場合、2人に1人がチャットGPTを使ってみたと答えた。

半面、生成型AI信頼度はそれほど高くない。国内消費者10人のうち5人(52%)は、回答の結果が正確ではなく、満足できないと答えた。偽りの情報を事実のように語る「ハルシネーション」(人工知能AIが事実に基づかない情報を生成する現象)のためだ。

回答者10人中5人は偽ニュース・情報生成問題が心配だと指摘した。一方で「今後はハルシネーション問題が好転するだろう」という声が強い。AIチャットボットサービスの結果が「さらに正確になるだろう」には全体平均3.71点(5点満点)が出た。複数のAIサービス企業がチャットボット回答の品質を高めるための動きを見せているためだ。

代表的にはオープンAIは人間トレーナーとチャットGPTが交わした対話をベースに一般人にとってより好ましい返事をするようにする「強化学習」(RLHF)を導入した。グーグル「bard」は利用者に2つの答案を提示し、回答に出典情報を併記している。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News