【12月25日 AFP】23NFLは24日、第16週の試合が行われ、マイアミ・ドルフィンズ(Miami Dolphins)はラスト1秒のフィールドゴール(FG)でダラス・カウボーイズ(Dallas Cowboys)との熱戦に22-20で競り勝ち、プレーオフ進出を決めた。

 デトロイト・ライオンズ(Detroit Lions)もミネソタ・バイキングス(Minnesota Vikings)に勝利し、NFC北地区からポストシーズンの椅子を確保。シアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)はテネシー・タイタンズ(Tennessee Titans)に競り勝ち、プレーオフ争いに生き残った。

 クリーブランド・ブラウンズ(Cleveland Browns)は36-22でヒューストン・テキサンズ(Houston Texans)を下し、3連勝でプレーオフ進出に前進。ベテランQBジョー・フラッコ(Joe Flacco)が輝きを取り戻し、驚くような活躍を続けている。

 ドルフィンズは、50ヤード以上のキック3本を含むFG5本をすべて成功させたジェイソン・サンダース(Jason Sanders)が、最後の29ヤードのキックもしっかり決め、すでにNFCでプレーオフ進出を決めているカウボーイズから貴重な勝利を収めた。AFCでプレーオフを確定させたのは、ドルフィンズで2チーム目となる。

 ライオンズは30-24でバイキングスを下して1993年以来となる地区優勝を飾り、プレーオフ行きを決めた。

 前週フィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia Eagles)との激戦を制したシーホークスは、20-17でタイタンズを退けてプレーオフの可能性を広げた。残り1分まで13-17とリードされていたシーホークスだが、QBジーノ・スミス(Geno Smith)の5ヤードのパスをコルビー・パーキンソン(Colby Parkinson)が見事にキャッチし、戦績を8勝7敗とした。

 ブラウンズは、38歳のフラッコの力でポストシーズン争いに生き残っている。開幕時点では無所属で、けが人が続出したため第4のQBとして今月加入したフラッコは、この日は全盛期に戻ったかのような活躍を見せ、タッチダウンパス3本を通して368ヤードを獲得。チームは戦績を10勝5敗に伸ばした。

 インディアナポリス・コルツ(Indianapolis Colts)は10-29でアトランタ・ファルコンズ(Atlanta Falcons)に敗れ、プレーオフに向けて手痛い黒星を喫した。(c)AFP/Simon EVANS