【12月7日 AFP】ラグビーニュージーランド代表のボーデン・バレット(Beauden Barrett)は7日、来年のオールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)でのプレーを前に、日本でのシーズンでは「精神的にリフレッシュ」するつもりだと語った。

 バレットはオールブラックスでチームメートのアーロン・スミス(Aaron Smith)とともに、ジャパンラグビーリーグワン1部のトヨタヴェルブリッツ(Toyota Verblitz)に加入し、新シーズン開幕を前に準備を進めている。

 32歳のバレットは4日にニュージーランドラグビー協会(NZR)と2027年末までの契約を結んでおり、オールブラックスでの新たなW杯(Rugby World Cup)に向けたサイクルに取り組むことになっている。

 2021年には東京サントリーサンゴリアス(Tokyo Suntory Sungoliath)でプレーしているバレットは、日本でもう1シーズン過ごすことでより良い選手になれるとの考えを示した。

「オールブラックスでプレーしたいという強い気持ちはまだある。それははっきりと伝えてきたし、ここにやってきて精神的にリフレッシュできるというのはすごく感謝している」と述べた。

「日本での経験は素晴らしいものだと思う。選手として多くのことを学び、それをニュージーランドに持ち帰ることができる」

 ワールドラグビー(World Rugby)の男子年間最優秀選手に2度選出されているバレットは、代表通算123キャップを獲得しており、W杯制覇の経験を持つ。またスミスとともに、惜敗したW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)決勝の南アフリカ戦にも出場している。

 ヴェルブリッツでは、南ア代表ピーター・ステフ・デュトイ(Pieter-Steph Du Toit)や日本代表の主将を務める姫野和樹(Kazuki Himeno)とともにプレーすることになる。(c)AFP