【12月7日 AFP】ラグビーオーストラリア代表のWTBマーク・ナワンガニタワシ(Mark Nawaqanitawase)が、15人制から13人制へ転向し、豪ナショナル・ラグビーリーグ(NRL)の強豪シドニー・ルースターズ(Sydney Roosters)に加入することが7日、発表された。

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 ナワンガニタワシは代表通算11キャップを誇る23歳の新鋭で、豪代表がグループステージ敗退に終わった先日のW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)でも目立った活躍を見せていた。

 オーストラリアラグビー協会(Rugby Australia)のフィリップ・ウォー(Phil Waugh)最高経営責任者(CEO)は、ナワンガニタワシの13人制転向を残念がりつつ、「アウトサイドバックはわれわれの強みのポジションであり、選手層も厚い。将来へ向けては、才能豊かなウインガーが十分にそろっていると確信している」とコメントした。

 ワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)は、代表史上初めてベスト8進出を逃したW杯後の10月にエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)が辞任し、現在は指揮官が不在となっており、ナワンガニタワシの離脱はさらなる打撃となる。

 一方、ナワンガニタワシの代理人は、同選手がオーストラリアで行われる2027年のW杯を前に15人制に復帰する可能性を否定しなかった。(c)AFP