BYD 600万台目の新エネルギー車が完成と発表
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(2023年11月29日提供)。(c)CGTN Japanese
【11月30日 CGTN Japanese】中国の自動車メーカーであるBYDはこのほど中国中部の河南省鄭州市にある生産拠点で同社の600万台目の新エネルギー車が完成したと発表しました。BYDは世界初の600万台の新エネルギー車を製造した自動車企業になりました。なお、新エネルギー車とは、従来型の自動車とは駆動の仕組みが異なる電気自動車や燃料電池車を指す中国の用語です。
BYDが「500万台目」の新エネルギー車を完成させてから「600万台目」に到達するまで、わずか3カ月ほどしかかかりませんでした。BYDは600万台目の新エネルギー車の完成により、世界の新エネルギー車のけん引役としての地位をさらに確固たるものにしたとされています。
BYDは今年、ミュンヘンで開催されたドイツ国際モーターショーや日本のジャパンモビリティショー(旧称:東京モーターショー)などで注目され、「漢」、「海豹(SEAL、シール)」、「元PLUS」、「海豚(DOLPHIN、ドルフィン)」などの車種は各国でますます多くの消費者に認められるようになりました。BYDの新エネルギー車は日本やドイツ、フランス、ブラジル、オーストラリア、アラブ首長国連邦など58の国や地域で販売されています。海外での販売台数は累計20万台を突破し、タイやブラジルなどの新エネルギー車市場では販売台数が連続して1位を獲得しています。BYDとその他の中国の自動車ブランドは、世界の自動車産業が新エネルギー時代への移行を加速させることを後押ししています。
BYDは現在、11の研究院と9万人以上の研究開発者を有し、研究開発における総投資額は1000億元(約2兆800億円)を上回りました。同社は1営業日当たりで平均して19件の特許を出願し、うち15件で特許権を取得しています。また、ブレード・バッテリーやDMハイブリッド、CTB電池車体一体化、易四方(独立式の4モーター駆動)など一連の先進技術を発表し、新エネルギー自動車業界の変革を推し進めつづけています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News