【11月27日 AFP】23‐24ラグビーフランスリーグ・トップ14は26日、第8節の試合が行われ、南アフリカ代表の主将シヤ・コリシ(Siya Kolisi)がデビューを飾ったラシン92(Racing 92)は32‐10でスタッド・ロシェル(Stade Rochelais)を下し、首位に浮上した。

 約1か月前にW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)で連覇を果たし、スタッド・ド・フランス(Stade de France)でトロフィーを掲げたコリシは、オープンサイドフランカーとして54分間プレー。チームは今季6勝目を挙げて、思わぬ快進撃を見せているポー(Pau、セクシオン・パロワーズ<Section Paloise>)から首位の座を奪った。

 コリシは14分にルーズボールを拾ってこの試合最初のボールタッチ。その流れから得たPKをSHノラーン・レガッレック(Nolann Le Garrec)が決めてチームはリードを広げた。さらにラシンはペナルティートライに加え、コリシのスクラムでの気が利いたプレーからアントワーヌ・ジベール(Antoine Gibert)がトライを決めて24‐3でハーフタイムを迎えた。

 コリシは試合時間残り約25分で交代。本拠地ラ・デファンス・アリーナ(La Defense Arena)の観衆から温かい歓声を受けながらフィールドを退いた。

 ラシンは終了間際にヘンリー・アランデル(Henry Arundell)がトライを決めてボーナスポイントも獲得し、この日スタッド・フランセ(Stade Francais)に勝利したポーを勝ち点1上回って首位を奪取した。

 一方、ヨーロピアンラグビーチャンピオンズカップ(European Rugby Champions Cup)王者のスタッド・ロシェルは、前半にテディ・トマ(Teddy Thomas)が退場処分を受けて50分以上を14人で戦わざるを得なくなり、今季5敗目を喫した。(c)AFP/Illtud DAFYDD