【11月22日 AFP】ラグビーニュージーランド代表のリッチー・モウンガ(Richie Mo'unga)が21日、ジャパンラグビーリーグワン1部の東芝ブレイブルーパス東京(Toshiba Brave Lupus Tokyo)の入団会見に臨んだ。モウンガは「引退するまで」日本でプレーすることも想像でき、今はオールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)の復帰については考えていないと話した。

 モウンガはBL東京と3年契約を結んでおり、その間は海外を拠点とする選手も認める形に規定が変わらない限り、オールブラックスではプレーできない。それでもW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)で準優勝した代表で主力を担ったモウンガは、BL東京に全力を注ぐと話している。

 モウンガは記者団に対して「現在のことに集中している。東芝にできるすべてを捧げたい」と話し、「できる限り長く、引退するまでここでプレーする自分も思い描ける」と続けた。

 今回はモウンガだけでなく、主将のサム・ケイン(Sam Cane)やワールドラグビー(World Rugby)の年間最優秀選手に選ばれたアーディ・サベア(Ardie Savea)ら何人かのオールブラックスが日本に新天地を求めた。シャノン・フリゼル(Shannon Frizell)もモウンガとともにBL東京へ加入する。

 ケインとサヴェアは短期契約のため代表の試合を欠場することはないが、モウンガの場合、「現時点で、オールブラックスは向こうにある」という。モウンガは「『サバティカル(長期休暇)』という言葉は好きではない。自分にとって休養ではないし、1年のものでもない。全身全霊を注ぐ」とコメント。日本で「キャリア最高のラグビーができる」と信じていると話した。

 BL東京は昨季5位。新シーズンのリーグ戦は12月9日に開幕する。(c)AFP