中国の開放が世界の発展に新たな明るい前途をもたらす
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【11⽉22⽇ Peopleʼs Daily】11月5日から10日にかけて開催された第6回中国国際輸入博覧会(輸入博、CIIE)は全面的オフラインの方式を復活させた。事前登録した出展企業は3400社以上で人数は約40万人、世界500強と業界トップ企業の数は過去最多だった。
同博覧会は多額の取り引きの場であるだけでなく、産業チェーンの各段階の企業が集結することで、各業界に世界における要素の再編のきっかけを提供している。多くの出展企業は「業界全体、さらには業界を越えた企業やパートナーと交流を深め、協力の将来性について話し合うことができた」と説明した。
輸入博はまた、後発開発途上国に無料の展示ブースを提供したり費用減免を適用したりしている。輸入博を契機に東ティモールのコーヒー、アフガニスタンの松の実、カンボジアのカシューナッツなどが中国市場で過去にない販売実績を達成した。アフガニスタン商業投資商工会議所の高級幹部は、「中国市場がアフガニスタン商品を歓迎することは、アフガニスタン経済の回復を間違いなくけん引します」と述べた。
ドイツの特殊ガラス製造企業であるショット(Schott AG)は、第1回輸入博では「試してみるか」程度の考えだったが、それ以降は連続して出展することになった。そして、中国で工場を新設するまでにビジネスを拡大させた。同社中国地区の責任者は、「輸入博に参加したことで、弊社は比類のない成長を手にしました。中国市場への投資継続は、今後の戦略的選択です」と明言した。
今年に入ってから、多国籍企業の中国での増資と生産拡大が加速している。デンマークの部品メーカーのダンフォス(Danfoss)は冷却研究開発テストセンターを開設、ドイツ系総合化学メーカーのBASFは合成ガス装置プロジェクトに着工、エアバス(Airbus)は天津市(Tianjin)でA320の第2組立ラインを建設した――。今年1-9月に中国で新たに設立された外資投資企業は前年同期比32.4%増の3万7814社に達した。
世界経済の回復は困難な道をたどっている。中国経済は圧力に耐え、回復を続けている。中国はより高いレベルの対外開放を揺らぐことなく推進し、積極的かつ主体的に輸入を拡大しており、14年連続で世界第2位の輸入額を維持している。中国には14億人以上の人口と4億人以上の中所得層で構成される世界第2位の消費市場と第1位のネット小売市場が存在する。上海米国商工会議所のショーン・スタイン(Sean Stein)会長は、世界に大きな市場を持つ企業は「中国に来なかったら世界での競争力を維持するための経営規模を達成できない」と説明した。
中国は開放の拡大により改革の深化を促進し、改革の深化により開放の拡大を促進し、自らを発展させただけでなく、世界にも幸せをもたらしている。
博覧会は中国のものであり、世界のものでもある。中国は各国と共に真の多国間主義を実践し、より多くの開放の共通認識を結集し、世界経済の発展が直面する困難と試練を共に克服していく。中国は、開放が世界の発展に新たな明るい前途をもたらすことを願っている。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News